へっぽこVSシリーズその1『サイゾーVSシルク』
ここはリゲルの森。
その森で、闇にまぎれて動く影がある・・・。
・・・私の名はサイゾー。
闇に隠れて生きる忍(シノビ)だ。
なに? 魔戦士じゃないのかだと? ふっ、甘いな。
魔戦士とシノビは表裏一体なのさ。ちなみに青が魔戦士、緑がシノビだ。(ぉ
今の私はリゲル軍の命を受け、リゲルの森の警備に当たっている。
アルム軍をヌイババ館に行かせてはならぬ、というのがその内容だ。
だが、不思議なことに水門を落としたはずのアルム軍は一向に現れない。
それどころか、斥候(偵察者のこと)の報告によればソフィア城まで撤退したと言うのだ。
いったい何を企んでいるのだろう・・・。
まぁいい。現れた敵は葬るのみ。それが忍の生き様なのだ。
いかなる時であろうとも平常心を忘れなければ問題ない。
アルム達よ、いつでも来るがいい。
・・・そして、一月の時が過ぎた。
サイゾーはいつものように日課の精神統一を実践していた。
そこへ、斥候の一人が現れる。
「申し上げます。アルム軍がシーザス殿の軍を打ち破り、現在この森へと進軍中です。」
「ようやく来たか・・・。」
「ですが、アルム軍はかなりの大軍。はたして我らの戦力で勝てましょうか?」
「案ずるな。ここはリゲルの森。一気に押し寄せることなど不可能だ。そして地の利は我らにある。」
「なるほど。ではどのように対抗なさると?」
「もとより我らは単独行動が得意。各々の判断で動くが良かろう。」
「承知しました。では伝令へ参ります。」
「うむ。」
そして斥候はその場から瞬時に姿を消した。
「さて、アルム軍はどう動くかな・・・。」
--半刻(1時間)後--
「そろそろ戦況が動く頃だな・・・」
そう独白するサイゾーの前に、何者かが現れた。
「へぇー、あんたがこの軍の大将かい。」
「!! 何奴?」
「オレはアルム軍の剣士、グレイってモンだ。」
「アルム軍だと? この付近には我が軍の精鋭が待機していたはず。どうやってここまで来た?」
「精鋭ってのはあの魔道士と剣士達のことかい? 悪いがもう倒しちまったよ。」
「むぅ、アルム軍の力を甘く見過ぎたと言うのか・・・。」
「あと残っているのははあんただけさ。その首いただくぜ!」
「ふ、一介の剣士がいきがるな。私は部下とは一味違うぞ。」
「じゃあ試してみるかい?」
「よかろう。真の剣とはいかなるものか見せてやろう」
「いくぜっ!」
グレイが切りかかる。だが、サイゾーは難なくかわす。
かわされた剣はそのまま木を切り倒す。凄まじい破壊力だ。(力40)
「ほう、力だけは一人前だな」
素早くサイゾーが切り返す。だがグレイも間一髪で避ける。
しかしサイゾーの攻撃は終わっていなかったのだ。(再攻撃)
「なにっ?」「遅いわ!」
サイゾーの攻撃はグレイを切り裂く。(必殺の一撃)
「剣とは力だけではない。技やスピードも大切なのだよ。」
「くっ・・・」
「とどめだ!」
「アロー!」
その時、無数の魔法の矢がサイゾーに襲いかかった。
だがサイゾーは間一髪でかわす。
「ちっ、仲間か」
「クリフ・・・助かったぜ」
「グレイ、一人で突っ込むなってこの前言われたばっかだろ。」
「へへ、悪い」
クリフと呼ばれた魔道士はグレイを伴って逃げようとする。
「逃がすか!」
サイゾーは逃げる2人に切りかかろうとする。
・・・が、今度は横から矢が飛びかかった。
「ここは僕にまかせて。早く逃げて下さい!」
「ロビン、無理はしないようにね」
「ロビンにまで助けられるとはな・・・オレもまだまだか。」
「チィ、今度は弓兵か。だがまだまだ未熟なようだな」
「確かに僕じゃあなたには勝てないでしょうね・・・。でも、時間を稼ぐことならできます。」
「ふむ、さっきの奴とは違って分をわきまえているようだな。」
そして剣と弓の応酬が続く。
だが、しだいにロビンは押され始め、とうとう弓を奪われてしまった。
↑この2行手抜き。(汗)
「くそっ、ここまでか・・・」
「所詮私の敵ではない!」
サイゾーが剣を振り上げる。だが・・・、
「エンジェル!」
無数の殺意を持った天使がサイゾーを襲う。
「また魔道士だと?」
「シルクさん? どうして・・・」
「ロビン、もう大丈夫よ。あとは私に任せて。」
シルクと呼ばれた聖女はそう告げる。
「シルクさん、グレイは?」
「大丈夫。先にリカバーをかけてあげたわ。」
「わかりました。じゃあお願いします。」
「まかせて!」(ぶいっ)
そしてロビンも戦線から離脱。
後に残ったのはサイゾーとシルク。何とも珍妙な組み合わせである。
「おぬし、本気で私を倒すつもりか?」
「ええ、もちろん。」
「はははは。聖女の分際でこの私を倒すだと? やってみるがいい。」
「あら、よろしいのね? じゃ遠慮無くいくわよ。」
すると、シルクは何やら唱え始めた・・・。
「数多(あまた)の影を司る神よ、我が声に応え偽りの命を生み出せ。」
「イリュージョン!」
その声に応え、周囲の影が動き出し、影の戦士を生み出してゆく。
「な!? 魔戦士の幻影? しかも5体だと?」
「聖女を甘く見ないことね。さぁ、やっちゃいなさい!」
そして5体の幻影は一斉にサイゾーへと襲いかかる。
「チィ!」
サイゾーは懸命に応戦する。だが多勢に無勢だ。
しかも幻影は感情を持たないため、傷ついても一向に動きが鈍らないのである。
サイゾーの体力は限界に達していた・・・。
「く、こんなところで。 ・・・!?」
ところが、サイゾーを襲っていた幻影が急に動かなくなった。
そして、そのまま煙のように消滅してしまったのだ。
「あちゃー、時間切れか。」
3ターン経ったらしい。(ぉ
「おのれー、聖女の分際でコケにしおって!(怒)」
「あら、その傷でまだ戦おうっての?」
「身の程知らずが!」
凄まじいまでのスピードで連続斬りを繰り出すサイゾー。
「ひとつ、ふたつ」
「みっつ!」
しかし3撃目を防がれてしまった。(わかる人専用のお約束)
「おーい、なんかゲーム違うわよ。(^^;」
「もうコロス!」
「しょうがないわねー。 エンジェル!」
「ふっ、この程度の魔法など効かぬ!」
「甘いわね。私の魔力は40よ。」
「なんだと?」
天使たちはサイゾーの誇る高い魔法障壁(=魔防15)をものともせずにサイゾーを襲う。
尋常でない魔法力だ。
「ム、無念・・・」(ガクッ)
「だから言ったでしょ。聖女を甘く見ないようにって。」
「だてに1ヶ月も経験積んでないわよ」(ぶいっ)
・・・もうお分かりだろう。アルム軍が撤退した理由はEXP稼ぎである。(爆)
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こうしてシルクにあっさり負けてしまったサイゾー。
プライドを引き裂かれた彼に、はたして再起のチャンスは訪れるのか?
次回「サイゾーVSデューテ」に続く。(続くんかい)
<製作後記>
※この色の文は作者ツッコミです。
というわけで処女作のSS。
HP1周年記念のイキオイで作っているため、読みにくい点,解りにくい点等あったらゴメンナサイ。(^^;
なお、ゲームの要素をかなり入れてあるので、『FE外伝』をある程度知らないと面白くないです。
創作設定も多いので注意されたし。
これはもともと「サイゾーVSシャドー(魔戦士)」をやりたくて書いたんですが、ちょっと前置きが長いかも。(^^;
まぁ、次回は前振りが無いので多少マシになると思います。
その他、キャラの性格も勝手に作ってます。(ぉ
これに関しては苦情があっても変えないと思いますんであしからず。
ちなみに、サイゾーVSシャドー(魔戦士)は実践してみるとけっこうオモロイです。
FE外伝持ってる人はやってみましょう。