へっぽこVSシリーズ第6弾「サイゾーVSヌイババ」(前編)
暗き闇の中に、彼らを見下ろす不気味な影がある。
恐山の主として知られる伝説の妖術士ヌイババ・・・。
彼がその命と引き換えに手に入れた術をひとたび用いれば、
いかなる者にも確実な「死」が訪れる・・・。
アルムよ、何故行く?
この「ヌイババの館」に、一体何があるというのだ・・・。
これは、「ヌイババの館」のMAPのオープニングですね。
うろ覚えで書いてるので間違ってたらスイマセン。(^^;
--決戦前夜--
ここはアルム軍の本陣。
アルム達は明日の戦いに備え、作戦会議中であった。
「いよいよ明日、『ヌイババの館』に突撃する。」
「クレアの調べてくれた情報によれば、館の入り口は北にある。」
「対して、こちらの本陣は南のこの辺りだ。」
「だから、入り口に辿り着くまでにはどうしても館の周囲を迂回することになる。」
「でも、この間にヌイババ軍の攻撃が容赦無く襲ってくることは確実だ。」
「幸い、ヌイババ軍は弓騎士や妖術士が大半だ。数もそれほど多くない。」
「館に進入することができれば勝機は十分にあると思う。」
「つまり、どうやって館の入り口まで辿り着くか、が一番の問題ってことだな。」
「そういうことになるね。」
「私の『ワープ』を使うのはどうでしょう?」
「いや、シルクには別にやってもらうことがあるんだ。」
「と、言うと?」
「クレアの情報によれば、ヌイババ軍には祈祷師がいるそうだ。」
「つまり、その祈祷師が呼び出したモンスターを封じるのが私の役目ですね。」
「1人で大変かもしれないけど、頼むね。」
ここで、サイゾーが口を開いた。
「アルム、こちらも少数精鋭で対抗してはどうだ?」
「!? そりゃまた、思い切った作戦だね。」
「だが、今回の場合は大部隊で行動してもおそらくムダだと思う。あの男・・・ヌイババの前ではな。」
「・・・そうか、サイゾーはヌイババと一度実際に戦ったんだよね。」
「ああ・・・。奴の呪文の前には数の多さなど無意味だろう。無駄な犠牲を出すべきではない。」
「逆に、少数ならヌイババ軍に見つからずに進入できる可能性も高い。」
「確かに・・・。でも、だとすればメンバーはどうするの?」
「そうだな・・・。」
という訳で精鋭メンバーの選択中・・・。
「こんなところではないか?」
選ばれたのは、クリフ,グレイ,ロビン,リュート,そしてサイゾーの5人である。
「ま、なんとかなるだろ。」
「こないだ魔戦士の称号をもらったからな。実力を試すいい機会だ。」
「僕も・・・ですか?」
「待ってろよ、ヌイババ! 妹を操った代償は払ってもらうぜ。」
「と、こんなものかな?」
「グレイとリュートはわかるけど・・・クリフとロビンはなんで?」
「ああ、クリフは『リカバー』が使えるからな。シスターの代わりだ。」
「ロビンは援護役だ。ヌイババ軍はボウナイトが多いみたいだからな。こっちも誰か援護がいないと苦しいだろうし。」
「なるほどね・・・。」
「それと、悪いがアイテムも良いものをもらっていくぞ。」
「うん、わかってるよ。」
「かたじけない。」
今度はアイテム選び。さてさて・・・
「よし、これで良いか。」
クリフは『聖なる指輪』
グレイは『勇者の剣』
ロビンは『聖なる弓』
リュートは『聖なる盾』
そしてサイゾーは『魔封じの盾』ということになった。
※若干ゲームの設定が無視されていますが見逃してください。(^^;
「じゃ、頼んだよ。サイゾーも、他のみんなも。」
「了解!!」
--そして、決戦の日--
まだ陽が昇る前からサイゾー達は行動を開始した。
「そろそろ『ヌイババの館』に近づいてきたな・・・。皆、用心するんだ。」
「ああ、言われなくても解ってるさ。」
「サイゾーも油断するなよ。」
「無論。」
という訳で『ヌイババの館』の東側を通過中のサイゾー達。
「・・・妙だな?」
「何が?」
「いや、館の中が静かすぎる。嫌な予感がするな・・・。」
「だが、まだ夜明け前だぜ。主力は寝てるんじゃないのか?」
「そうだと良いが・・・。」
--さて、こちらはヌイババの館--
館の一室で、ヌイババは水晶を眺めていた。
その水晶の中にはサイゾー達の姿が映し出されている。
「ククク・・・、少数で乗り込めば私の目を欺けるとでも思ったのか。まだ甘いわ。」
「どれ、奴等の様子を見てみるか。」
水晶でサイゾー達を観察していたヌイババは、そこにサイゾーの姿を見つけ、少々驚いた表情を見せた。
「ほう、あの男・・・私の封印が解けておるわ。」
「だが、まさかアルム軍に身を寄せているとは。」
「おもしろい・・・。少し挨拶代わりに試してやろう。」
そして、何やら詠唱を始めた。
「我が血の盟約により命ずる。」
「闇を司る死の神よ。その姿を我の前に現せ。」
「闇の力は髑髏となり、我に歯向かう者への恐怖とならん」
「デス!」
--話は戻ってサイゾー達へ--
館を半分ほど通過した所で、サイゾーとリュートがその気配に気付いた。
「おい! サイゾー、この気配は・・・。」
「うむ。闇の魔法だ。」
「ヌイババか?」
「おそらく。」
「どうする気だ?」
「大丈夫だ。この為に『魔封じの盾』を持ってきたのだから。」
そして、周囲に暗雲がたちこめ始めた・・・。
「お、おい! なんだアレは?」
「げっ、マジかよ・・・。」
その暗雲から出てくる影があった。
それは、不気味に輝く巨大な髑髏だったのだ。
「サイゾー! あれは!」
「大丈夫だ。皆、私の周りに集まれ!」
そう言うが早いか、髑髏の口から黒い光線が吐き出された。
その光線は、まっすぐにサイゾーを狙っている。
サイゾー達はその光線に飲み込まれたかに見えた。
だが・・・。
--ヌイババの館に戻る--
ヌイババの水晶にも、サイゾー達が光線に飲み込まれる様子は見て取れた。
「ふん、他愛も無い。所詮はこの程度か・・・。」
だが、黒い光線の闇が晴れた時に映ったものは、まったくの無傷で立つサイゾー達の姿だった。
「なにっ!?」
そこで、ヌイババはサイゾーが持つ『中央に十字の紋章が入った巨大な盾』に気がついた。
「あれは? ・・・そうか! 『魔封じの盾』だな。」
「やってくれる・・・。少しは退屈しないで済みそうだ。ククク・・・。」
「サイゾーよ、私のところまで来るがいい。」
「あのときの恐怖を再び味わせてやろうではないか。」
--またまたサイゾー達に戻る--
「ふぅ。皆無事か?」
「なんとか・・・。」
「でも、サイゾーさん。今のがもう一回来たりしたら・・・。」
「いや、それは無い。」
「あれは闇の魔法でもかなり上級のものだ。いかにヌイババと言えど連続で使うのは至難であろう。」
「つまり、今が館の入り口に近づくチャンスってことだろ。」
「そういうことだ。皆、急ぐぞ。」
そして、サイゾー達は足早に歩き始めた。
だが、不覚にも誰も気が付いていなかったのだ。
そのサイゾー達を追っていた一つの小さい影があったことに・・・。
----------
ヌイババの先制攻撃を難なくかわしたサイゾー達。
だが、館の入り口にはヌイババの仕掛けた罠が待ちうける。(予定)
はたしてこのピンチを乗りきることができるのか?
そして、サイゾー達を追っていた小さな影の正体とは?
次回サイゾーとヌイババの直接対決なるか?
疾風怒濤?の中編につづく。
<製作後記>
※この色の文は作者ツッコミです。
ハハハ・・・。
また前中後ですねぇ。(爆)
しかも今回って見所が少ない・・・。(^^;
せいぜい「デス」の魔法を『魔封じの盾』で防ぐところくらいかな。
ゲーム知らないと解らないところも多いし。
もうちょっと善処したいところですね。
ではでは。次回をお楽しみに。